「社寮から法隆寺まで何キロあると思う?
30キロやで!意外と近ない?」
昼休みに食堂で飯を食っていると、同期からこんな素敵なことを教えてもらいました。
“法隆寺まで30キロ”
社寮は大阪府、法隆寺は奈良県、それは紛れもない事実であり、同期の言葉がいまいち信用なりません笑
帰宅してすぐさまGoogle mapを開き「ここから法隆寺」と検索し経路を引くと、、
綺麗に30kmでした。同期よ、疑ってごめん笑
法隆寺って意外と大阪寄りなんですね。
これは行かなきゃ損!損!です。しかし自転車で行くには少し物足りない距離だったので、ランニングで行くことにしました。
6:30くらいに出発。そういえばこの日、初めてモンベルの「ストリームグラスBC」を掛けて走りました。調光レンズが採用されているのにも関わらず値段は1万円くらいなのでコスパ最高です。キロ5分くらいのペースで走りましたが揺れなどは全く無かったです。
早朝に走るのは気持ちいいです。確実に三文以上の得ができます。
話は逸れますが“マラニック”という言葉をご存知ですか?これはマラソンとピクニックを足し合わせた造語で、タイムを気にせず無理のないペースで走り、コース上の風景やお店などを楽しむランニングスタイルのことを指します。
自転車で言うところの“ポタリング”と同じニュアンスだと思ってください。
マラニック、いい言葉だと思います。何をするにしても楽しくなけりゃ意味がないと思ってます。
さてさて話は戻りまして、18kmほど走り藤井寺市にやってきました。この神社の写真、立派な灯篭と鳥居ですが、どこか違和感がありませんか?
なにやら鳥居の奥に踏切が見えます。確かめるために鳥居をくぐってみると、うん、踏切だ笑 なんと神社の参道を近鉄大阪線の線路がぶち抜いていました笑
見る分には面白いですが、この神社の神様には少し同情を覚えます。
河内国分駅にて、近鉄の新型特急列車「ひのとり」が停まってました。キャッチコピーは「まだ知らなかった、くつろぎへ。」ええやん。
河内国分といえばパナソニックサイクルテックの本社があります。POS(パナソニック・オーダーシステム)通称“パナモリ”が有名ですね。いつかオーダーしたいフレームのひとつです。
走ってたら倉庫風の建屋に描かれたコーヒーショップの広告が飛び込んできました。インパクトがすごい。帰ってから調べてみたのですが「三四郎珈琲館」というコーヒーショップだそうです。しかし残念ながら閉業されてるようです。夏目漱石の『三四郎』を読みたかったことを思い出しました笑
大和川沿いを走ると県境の標識が見えてきました。25km付近でようやく奈良県に入ります。やっぱり県境をまたぐのはテンション上がりますね。
法隆寺のある町、斑鳩に近づいてきました。マンションだとかコンビニだとか、現代の建物ものどかな自然に溶け込んでいて美しいです。
法隆寺の参道もこの時はビクトリーロードに見えました。
はぁー着いた。法隆寺がゴールとはなんとも贅沢なランニングコースです。楽しかった!
法隆寺マラニックを終えてから、左ふくらはぎが変な痛み方をし始めました。筋肉痛ではなくて、今まで感じたことのない痛み方。歩いて着地するたびにふくらはぎの内部がズキズキしました。
これはまずいなと思い、近所の整形外科へ。レントゲンを撮ってもらいましたが、骨に異常は無し。申し訳ないですが、なんだか頼り気が無さそうな先生だったので、実家の近くにある評判のいいスポーツ整形外科へ行くことにしました。
評判通り見事な診察で、どの部分が痛んでいるのか言い当ててくださいました。痛んでいたのは腓腹筋とひらめ筋の間らへんで、原因はオーバーユースとのこと。
しかし根本的には足首が固い、扁平足気味、ストレッチ不足などがあるそうで、改善が必要になりそうです。
その日はマッサージや電気治療を受けて帰りました。その後も2週間に1度の頻度で治療を受け、約1ヶ月半も走れない日々が続き悶々と過ごすのでした。