茄子がままに

週末の山遊び、街遊び、自転車遊びのこと。ホームマウンテンは六甲山です。

秋吉台リハビリトレイル(2020/07/11)

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出張で10日間ほど下関に滞在することになりました。2年前にインターンシップで下関に初めて訪れたとき、海の青さと空の広さに感動したのをよく覚えています。また絶対に来ようと思っていたので、出張前日はワクワクして夜しか眠れませんでした()

下関の魅力はまた追々書くとして、滞在中の休日に訪れたのは下関から少し離れた、美祢市にある秋吉台です。

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Google mapにも書いてるとおり、秋吉台国定公園に指定された日本最大のカルスト台地です。“カルスト台地ドラクエに出てきそうなワードですね。

カルストというのは岩石が雨や地下水などによって徐々に溶解されてできる地形のことです。この水による溶解と侵食作用で特異な地形が生まれるのです。秋吉台は国内で最も有名なカルスト台地として知られています。こちらのサイトでカルスト地形の成り立ちが分かりやすく説明されてるので参考にしてください↓

http://chiri-geography.com/class/413/

前置きが長くなりました。さあさあレッツゴー。

土曜日の早朝、5時半ごろに下関駅発の列車に乗りました。厚狭駅でJR美祢線に乗り換えて北上して行きます。

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美祢線の車両を鉄オタの友人に見せたらテンション上がってました。彼はJR西日本では、この美祢線と岡山の吉備線だけまだ乗ったことないそうです。
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美祢線は厚狭川に沿って進んでいきます。梅雨真っ只中なので水量が多いですね。下関滞在中はほとんど雨でしたが、奇跡的にこの日だけは天気がもってくれました。
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美祢駅に着いたら「あんもないと号」という秋吉台行きのバスに乗り換えます。アンモナイトなどの化石がよく発掘されるそうです。
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20分ほどバスに揺られて秋吉台観光交流センターに到着。散策用のレンタサイクルやミニカーが展示されていました。
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ここにトレイルランのコースマップが置いてあったので、ありがたく頂戴していざ出発です。
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観光交流センターからスタート。3kmほど舗装路を走ると秋吉台ジオパークに着きました。その展望台からの景色です↓
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見渡す限り広がる草原と、ポツポツと点在する石灰岩の群れ。まるで別の惑星に来たような、現実離れした景色を前にしばらく呆然としてしまいました。

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気付いたら足の痛みも忘れて走り出してました。走らずにはいられません。流石に1ヶ月ぶりのランなので心肺が全く追いつかないのですが、そんなことお構いなしで、走る衝動を抑えられません。
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ただただ「自由っていいな」と思いました。そう思える場所です。
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“愛情の坩堝になる

草原を駆け抜け 牡牛のように”
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私のどうでもいい話より、秋吉台の素晴らしい風景を存分に見て欲しい。
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言葉せずとも秋吉台の魅力が伝わったかなと思います。

足の痛みで最初の3kmほどしかまともに走れなかったのが心残りです。また万全の状態で訪れたいです。

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走った後のカレーライスは最高だって古事記にも書いてますが、本当にその通りだと思います。

せっかくここまで来たんだから秋芳洞も行かなくちゃね。黒谷口から入洞。この鍾乳洞もカルスト地形の特徴のひとつです。

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地下は冷んやり涼しい!走った後のクールダウンにもってこい。
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雨で増水していて、地下に流れる川の激しい水音が洞窟内に響き渡ります。地球の脈動を感じる、といったら大袈裟ですが、秋吉台しかり自然のパワーを否応なしに突きつけられます。
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大満足。遠くから訪ねた甲斐がありました。地理の知識があったらもっと楽しめるんだろうな。タモさんを見習ってちょっとずつ勉強していこう。

お土産屋さんで「長州地サイダー」と「山焼きだんご」なるものを購入。やれうまし、まぢうまし。
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