自転車で山、海へ行く

山、海、街、自転車、船、本のこと

京都ナイトマラニック(2020/08/29)

仕事の疲れでダラダラしてしまった土曜日の昼時。このままでは折角の休みを無駄にしてしまう。そう考えた私は思いついたのです。

そうだ、京都行こう。

20:00に堺の社寮を出発。8月も終わるというのに気温は相変わらず30度前後の熱帯夜で汗が滝のように流れる。小学生の頃の記憶ではもう秋の気配を感じられる時期なのですが、温暖化のせいか夏が長くなったように思います。ただ日中に比べ日差しがないだけでも、かなり走りやすい。府道30号線をキロ5:30のペースで北上していきます。

夜の天王寺の雰囲気は独特で、高層ビルが建ち並ぶ摩天楼の下を、昭和からタイムスリップしてきたかのように路面電車が走っています。f:id:massto0421:20201105120648j:image

淀川に差し掛かる手前、心が折れそうになる標識を発見。約30km走ってから目に入る、京都まで42kmという数字。今からフルマラソン走るのか…こちとら結構足にきてるんですわ。f:id:massto0421:20201105120643j:image

大阪市街地を抜けて淀川遡上パートに移ります。真っ暗で足元が見えないのでヘッドライトを装備。延々と川沿いを走ってると気が狂いそうになるのでザックのショルダーポケットに入れてるスマホで音楽を流しながら進みます。

サントリー天然水のCMで宇多田ヒカルが出演している登山シリーズ。あの最新版で流れている「誰にも言わない」という曲がお気に入りです。

“One way street 照らす月と歩いた 好きな歌 口ずさみながら”f:id:massto0421:20201105120538j:image

長い長い淀川遡上パートをようやく抜けて高槻市まで来ました。この辺りで足の疲労がピークを迎え、時々歩きながら進む。20kmぶりにコンビニを見つけたので休憩し、プロテイン入りのウイダーを補給。京都まで走れるか少し不安です。f:id:massto0421:20201105120702j:image

いよいよこのナイトランも大詰め。国道171号線に合流すれば京都はもう目の前です。55km地点で足が少し軽くなったように感じキロ5分半のペースに復活。深夜テンションも相まってランナーズハイに。しかしそれも長くは続きません笑 7kmほど走ったところで、またもや足が重くなります。とにかく“止まらない・歩かない”を意識して地道に小走りを継続させます。f:id:massto0421:20201105120600j:image
やっと京都府に突入。数時間前まで走っていた淀川は、いつの間にか鴨川になっていて嬉しくなります。足は重たくなる一方ですが完走を確信しました。f:id:massto0421:20201105120636j:image

そんなこんなで夜明けと共に京都駅到着。約9時間半の夜遊びを楽しめました。f:id:massto0421:20201105120631j:imagef:id:massto0421:20201116180437j:image
京都に着いてから楽しみにしてたのが朝風呂。京都駅周辺で銭湯を探していたところ、高瀬川沿いの木屋町通に「サウナの梅湯」という銭湯があり、休日は朝の6時から営業しているようなので行ってみることに。f:id:massto0421:20201105120549j:image

外観に味がありすぎるぞサウナの梅湯。でも求めていたのはまさしくこういうの。開店と同時にチラホラと常連さんであろう方が入っていきます。シャワーなどの設備は決して新しいものではなく、むしろ時代遅れに感じるところもありました。しかしそれがこの銭湯の売りでもあるのだと思います。浴場の壁には番台さんの手書き新聞が貼られていて、それを読みながら熱いお湯に浸かる最高のひとときを過ごせました。

木屋町通の住民は打ち水をして暑さに備え、鴨川の河川敷ではランニングやウォーキングで汗を流す人々、先斗町は夜の気配を少しだけ残したまま眠り、錦市場の商人たちは忙しそうに開店準備を。早朝に散歩するとその街の生活を感じられて、飾らない本来の街の姿を見ることができる気がします。f:id:massto0421:20201105120544j:imagef:id:massto0421:20201105120554j:imagef:id:massto0421:20201105120532j:imagef:id:massto0421:20201105120607j:image