自転車で山、海へ行く

山、海、街、自転車、船、本のこと

保久良山とぼくらの街(2022/01/01)

明けましておめでとうございます。昨年は社会人2年目にして仕事が本格化し始め、平日は息つく暇もありませんでした。会社から帰ってきては布団に潜り込み、気づけば日付が変わっている。そんな毎日を過ごしていました。それでも無事に2021年を乗り越えられたのは、週末に山や街で遊んでくれた友人・知人のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。

年越しは布団の中で迎えた。保久良山で新年を迎える予定だったが、年越しそばを食べたあと仮眠のつもりで布団に入ったのが良くなかった。目が覚めてスマホを見ると0時20分。新年早々やらかしてしまった。しかしそんな理由でクヨクヨするのも阿呆らしいので、さっさと布団から出て外に出る支度をする。

意外と気温は低くなく、寒さで耳が痛くなるということもない。保久良山への急な坂道を登っていると、じんわりと汗ばむほどである。初詣の参拝者らと入れ違いで登っていく。30分ほどで保久良山に着いた。今年はお神酒の振る舞いがないので、皆んな早々に下山していったらしく、神社の境内も人はまばらだった。保久良神社では、自分とまわりの人たちの無事故をお祈りした。保久良山の山頂に建つ灘の一つ灯は古来より航海の目印となり、船人たちの安全な航海を手助けしてきた。そのような歴史もあり保久良神社では「椎根津彦命(しいねつひこのみこと)」という安全の神様を祀っているのである。今年も自転車・登山、その他事故が起こらないことを願う。

参拝したあと毎日登山の記帳をして、小屋の裏手にある横道を歩いていった。この道は地元の小学生がどんぐりを植樹させる活動のために設けられた道であり、かつて自分も十数年前にここを通ってどんぐりを植えたことがある。以前までは周りに木々が覆いうっそうとしていたが、最近になって整備され、上の方に行くと東灘や大阪方面の街並みがよく見渡せるのだった。適当なところで木段に腰掛け、サコッシュから日本酒を取り出す。六甲山と神戸の街に幸あれ!と、ひとり乾杯をした。神戸と大阪の夜景を眺めていると雪が降り始め、おりしも贅沢な雪見酒となった。f:id:massto0421:20220106073122j:image

帰宅してから2時間ほど仮眠を取って6時ごろに起床。今度は初日の出を見るために、再び保久良山へ登る。毎年初日の出は、小学生時代からの友人たちと一緒に見ることにしている。6時20分に本山第一小学校前に集合。今となっては皆んな居住地がバラバラなので、全員の顔が揃うのは約1年ぶりである。年の始まりに気が置けない友人と一緒に過ごす時間は、他に例えようもないほど尊い時間だ。今年もみんなの元気な姿が見れて心から嬉しかった。1人だけ数年前から別行動になった友人もいるが、時間が経つにつれ友人関係の相性に齟齬が生じるのは仕方ないので、特に気にしない。どこかで元気にやっていればそれでいいと思う。

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保久良山は初日の出を見に来た地元の人たちで密集している。我々は前述したどんぐりの植樹の道を上がって日の出を待つことにした。他に待機しているのは数人ほどで、落ち着いて初日の出を拝めそうだ。生駒山方面には少し厚めの雲がかかっていて、日の出には少し時間を要しそうである。気長に待つことにした。やがて徐々に雲の上方から光が溢れ始め、7時半ごろに初日の出を迎えた。

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頭上からチラチラと降り落ちる雪が日光に反射し、煌めきながら東灘の街と六甲山を幻想的な風景に変えていく。初日の出は毎年美しいが、2022年は格別だった。

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岡本に下りたら摂津本山のマグドに寄って、ぐたぐだ近況報告をするのがいつもの流れだが、今日はすでに行列ができていたので、近くのスタバに入った。男気ジャンケンで見事に一人勝ち、新年早々めでたいめでたい。しかし1年も時間が空けば、皆それなりの事件があったようで、話題に尽きない。彼女ができたり、就職が決まったり、なぜか丸坊主になっていたり……。スタバを出た後も住吉川をふらつきながら色んなことを話した。時折ふざけて住吉川の清流に素足で入ったりもした。来年も再来年も、その次も次の次も…またこうして保久良山に登り、将来を語り、ふざけ合おう。

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