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六甲縦走キャノンボールラン 参戦記(2019/10/19)

第21回六甲縦走キャノンボールラン night speedの部に参加してきました。

私自身はじめてのトレランレースです。

これからトレランを始める方、六甲縦走キャノンボールランに挑戦したい方、ナイトハイクをしたい方などの参考になればと思います。

 

ちなみに私の最近のスポーツ歴を紹介すると、自転車競技3年(ロード)、登山3年、ランニング6ヶ月、といった感じです。体力的な目安として、2017年に参加した六甲全山縦走では13時間、ランニングはフルマラソンを走ったことがないのですが、10km走はキロ4分50秒のペースで走れます。自転車は東六甲(逆瀬川ー一軒茶屋)で丁度1時間くらいです。

 

まず始めに「六甲縦走キャノンボールラン」とは…

“エンジン以外何でもあり。人力、MTB、馬、ミニチュアポニー・ウィングスーツ、グライダー、スケボーなどなど、とにかく六甲縦走路を一番早くゴールした者が勝者です。”

 

このルールの通り、大半がトレイルランナーを占める中、自転車を担いで登るツワモノも居ます。大会主催の「けんこう堂」さんのオーナーもロードバイクを担いで登っているようです。

 

今回出場したnight speedの部は21:00出走のため、当日は昼まで睡眠をとり、18:00ごろに夕食をとってスタート地点の宝塚塩尾寺へ向かいました。

スタート地点付近にはトイレが無いので、早く着きすぎると待ち時間で冷えて大変かもしれないです。早くても受付終了時間の30分前くらいに着けば良さそうです。

 

準備した装備は以下の通りです。f:id:massto0421:20191021215354j:image

・ザック:ノースフェイス マーティンウィング16 s

・シューズ:モントレイル  カルドラド Ⅲ

・Tシャツ:シム記念摩耶登山マラソン 

・ハーフパンツ:ユニクロの安いやつ

・パンツ:ユニクロ エアリズム

・シェル:モンベル ウルトラライトシェル

・ライト:モンベル パワーライトヘッドランプ×2、お土産屋さんに売ってるようなソーラー電池のライト

・レインジャケット:モンベル バーサライトジャケット

・カーフ:ザムスト

・長ズボン:モンベル サイクルライニングパンツ

・補給食:トップバリュカロリーメイトもどき3箱

・ボトル:自転車用550mlの2本

・ファーストエイド:テーピング、ロキソニン錠剤、サバイバルシート、絆創膏、湿布、手回し充電のハンドライト、ティッシュ

・その他:モバイルバッテリー、ケーブル、乾電池、手拭い、山と高原地図

 

21:00 塩尾寺下広場スタート

服装はTシャツとハーフパンツにカーフ。ゴールまでこの服装で行けました。気温はスタートで16度、山上は12度くらい。

スタート直後は渋滞で否が応でもゆっくりペース。まあ最初なので焦らず登ります。トレイルに入ると登りは歩き、下りや平地や緩い上りは走るといった感じです。

所々、霧が出てライトが反射し路面が見え辛くなり下りが怖かったです。今回ヘッドライトだけでしたが、腰に装備するのも今後検討したいと思います。

鉢巻トンネル手前でキャノンボール名物のエロ本エイドを発見w

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なんとか自我を保ちスルー。

一軒茶屋付近でちゃんとしたエイドに寄ります。老舗のモナカ屋さん(名前聞きそびれちゃいましたごめんなさい🙏)でジェル最中をいただきました。喉越しを良くしたアンコって感じで補給食にぴったりです!

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22:40 一軒茶屋到着

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三角点は踏まなくて良いのでスルーします。山上は霧に覆われ視界は7mほど。コースをしっかり把握してないと多分ロストします。山上まで来るとランナーもまばらになり、1人で走る区間が多くなるので尚更のこと注意が必要です。

しばらくロードをひた走ります。ロードでは後ろからやってくる車に自分の存在を知らせるために、ハンドライトで右後ろの地面を照らしました。ガーデンテラス手前でトレイルに入り、5分ほど走るとガーデンテラスに着きます。

23:00 ガーデンテラス到着

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ここでお手洗い休憩。地下の駐車場にトイレがあります。ガーデンテラスの施設は閉まってるので中のトイレは使えません。ガーデンテラス以外も、夜中のレースなので施設内のトイレは使えないのでご注意を。

ガーデンテラスからは再びトレイルに入り、ゴルフ場の横道を抜け記念碑台へ向かいます。途中「third place rokko」さんのエイドに立ち寄りコーラを頂きました。やはりコーラは身にしみますね。飲みすぎるとお腹にガスがたまってランに支障をきたすので程々にします。

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記念碑台からサウスロードの入り口まではロードを走ります。

サウスロードを抜けると再びロードに出るので摩耶山までそのまま走ります。ここの下りでMTBに乗ったおじ様に颯爽と抜かれます(笑)やはりロードでは自転車が圧倒的に有利ですね。

00:00 摩耶山掬星台 到着

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1000万ドルの夜景を独り占め。いつ来ても良いですねここは。神戸の街を手中に収めたような気分に浸れます(笑)

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掬星台の東屋でまたまた魅惑のエイドが。ここは居酒屋なのか。暖かいコンソメスープ、ハチミツ入りの甘酒、バナナをいただきました。

ここまではかなり順調なペース。目標の8時間切りも現実的になってきました。

しかし摩耶山の下りでアクシデント発生。下りで右足首を捻挫し悶絶しました。とりあえず湿布と鎮痛剤で誤魔化しながら歩きます。流石に下りは走れません。

なんとか市ケ原まで下り、先を急ぎます。歩くうちに応急処置の効果か、感覚が麻痺してきたのか痛みが和らぎ、平地なら走れるように。

ここで作戦変更。これまではエイドを満喫しつつタイムを狙う予定でしたが、無理のないスピードで止まらずひたすら歩き続ける作戦に。

大龍寺のエイドをスルーして鍋蓋山、そして天王吊橋といい感じに進む。

しかし菊水山の登りで体力的に疲労を感じ始めます。登りが辛く、足首の痛みも疲労に伴って再発し、なかなか力が入りません。

02:05 菊水山 到着

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菊水山の下りが足にこたえました。須磨から登るときはこの急登で体力を取られますが、下りもなかなかしんどいです。右足をかばいながら慎重に下ります。

鵯越駅に着いてから自販機で飲み物を補給。

迷いやすい丸山市街地を数人で並走しながら高取山登山口まで走ります。

キャノンボールランのコース全体に言えることですが、ロード区間でいかに走り続けられるかがタイム短縮のカギとなりそうです。

3:00 高取山 到着

妙法寺に着く頃には疲労がピークに。走りたいけど体が動かず次の横尾山まで早歩き。

須磨アルプスで有名な横尾山はそこまでキツいイメージは無かったですが、キャノンボール最大の山場と言っていいくらいしんどかったです。急登の折り返しが連続で続き、なかなか覚めない悪夢のような時間が続きます。

馬の背は滑落する危険もあるので慎重に歩きますが、夜はルートファインディングに戸惑いました。

ボロボロになりながらも高倉台に到着し、自販機でコーラを補給。疲れと眠気が吹き飛ぶ!ような気がしました。でもこれには助かりましたね。気力だけは回復しました。

最後の難所はおらが山の階段。何段あるねん。手すりにつかまりながら手の力で登っていきます。

おらが山に着く頃には5:00を過ぎサブ8は断念。しかしゴールまでもう少しなので気力を振り絞って走ります。

旗振山に着いて須磨海岸を見下ろした時はなんとも言えない気持ちになりました。あとは階段を下るだけです。

5:43 須磨浦公園 到着

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ロボ二郎が出迎えてくれながらのゴール!

水平距離:43.8km

獲得標高:2278m

タイム:8時間43分

 

良かった点

装備に関して。今回初めてふくらはぎをサポートするカーフを使用しました。結果的にふくらはぎだけは翌日に疲労を持ち越すことなくピンピンでした。トレランは基本ハーフパンツなので足の保護にも一役買ってくれます。これからは必携装備になりそうです。

レース運びについて。ロードでしっかり走れたのが良かったです。あとは登りで無理をしないことも最後まで走り切れた要因の一つだと思います。市街地はロストしやすいので他のランナーと走ることも重要です。

レース前の過ごし方について。レース1週間前に最後の練習として25kmほどロングランをしました。それからレースまでは一切運動してません。そのおかげかレースではいつも以上にパワーを発揮できました。

 

反省点

補給食に関して。いつもの登山と同様にコスパ抜群のカロリーメイトもどきを持って行ったのですが、トレランに向いてないことが判明。口の中の水分を取られるのと、走ってるので飲み込みづらい。菊水山の登りでバテたのも補給が取れてなかったからかもしれません。結局食べたのは2本だけで、ほとんど手をつけずでした。

シューズに関して。実はカルドラド に新調してから捻挫を連発してました。前まで履いていた同じくモントレイル製のフリューイッドフレックスの時は一度も捻挫をしたことがなかったです。これは恐らく踵のホールド感の違い。フリューイッドの方が踵が固く、足首が安定していましたが、カルドラド はそれが弱い感じがします。カルドラド の一般的な評価は高いので悪いと一概に言えないですが、購入を検討されてる方は、踵のホールド感に注目してみてください。

 

ずっと出たかった憧れの大会で完走できて感慨無量です。大会関係者やエイドのご協力があってこそランナーが走れていることを強く感じました。これからもキャノンボールランを続けられるように、1ランナーとして登山マナーに気をつけていきたいです。

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