自転車で山、海へ行く

山、海、街、自転車、船、本のこと

ワーニャ伯父さん(2022/11/15)

ワーニャ伯父さん、生きていきましょう。 長い長い日々を、長い夜を生き抜きましょう。 運命が送ってよこす試練にじっと耐えるの。 安らぎはないかもしれないけれど、 ほかの人のために、今も、年をとってからも働きましょう。 そして私たちの最期がきたら、…

2023年 参加予定レース・イベント

1/21,22 ハンドメイドバイシクル展 3/4,5 サイクルモード大阪 3/18,19 六甲縦走キャノンボールラン 4/ 東神戸マラソン 5/ エロイカジャパン 7/15,16,17 分水嶺トレイル 7/ OMM bike 10/ 六甲縦走キャノンボールラン 11/ OMM 11/神戸マラソン 2/大阪マラソンo…

残雪の幻想(2022/07/09,10)

六月初めの常念乗越 残雪に輝く槍・穂高の稜線 標高三千メートル 豊かなカールの雪をめぐらす 中岳支稜に浮かぶ あでやかな 残雪の造型 右手にかざす扇に 岳の夏を呼び たゆとう袂に 稜線の春を送る あわただしく移りゆく 季節の谷間に ひそやかに 浮かび 舞…

拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断176kスピードハイク(2022/5/3,4)

晴れわたる日本海をバックに「拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断」と書かれた大きな横断幕が吊るされている。その傍らで砂浜に横たえて少し居眠りをした。待ちに待ったこの日を迎えることに興奮して前日はあまり寝付けなかったのだ。波打つ日本海のさざめきと燦々と…

竜ヶ岳(2022/06/12)

会社の先輩と八ヶ岳連峰の赤岳に登る予定だったが、活発化した梅雨前線の影響で雨予報となり、2日前に中止の決断をした。関西はまだ天気は保ちそうで、一緒に登山する予定だった先輩のお誘いで鈴鹿山脈の竜ヶ岳に登ることになった。 先輩の運転で堺から登山…

剱岳 (2022/07/30,31)

私たちの命の長さでは測り切れない夥しい年月の、時には悲しくなるほどの冷たさを内に隠した岩の峰。しかもそれは永遠不変の姿の存在としてではなく、老いたる人の顔に深々と刻まれた皺に似た亀裂を、岩の物語として洵にあからさまに見せている。 串田孫一『…

AVEDIO BACCHUS SL ヒルクライム仕様カスタム計画

先日「六甲有馬ヒルクライムレース」に参加して、久しぶりにヒルクライムの楽しさを思い出した。高専を卒業して以来、落車リスクの高いロードレースからは遠ざかっていたが、比較的安全なヒルクライムレースはもう一度出てみたいと思った。ということで自転…

定禅寺通り(2022/07/18)

たとえば青色と水色の間に何百種類もの色が存在するように、「寂しい」「悲しい」「切ない」の間に何百種類の感情の色彩があったとしたら。同じように、友達と恋人、恋人と家族、生活と仕事、その間に何百種類もの関係や状態の色があったとしたら。それは大…

海岸列車・浜坂旅情(2022/5/2)

初夏の訪れを予感させるような新緑の山中を、播但線の朱い列車はゴトゴトと走る。連休真っ只中だというのに、車内には地元の高校生でひしめき合っている。校名の刺繍が入った大きなカバンや、車両の天井に届きそうな薙刀らしき長物を持っている様子から、部…

ツールドしものせき(2022/03/27)

昨年6月に開催される予定だった「ツールド・ド・しものせき」はコロナ禍で延期になり、今年の3月下旬にようやく開催される運びとなった。前日に新幹線で下関入りし、唐戸にあるゲストハウス「uzuhouse」で前泊。屋上テラスから見渡せる関門海峡の風景は相変…

六甲縦走キャノンボールランrainbowの部(2022/03/16,17)

5回目の参戦となる六甲縦走キャノンボールラン。縦走路を1.5往復するrainbowの部で念願の完走を果たせたのは、ひとえに今から述べる方々のご協力あってこそのものだと思う。たらたらと時系列に出来事を書いていっても退屈なので、今回は上に述べた方々に焦点…

ルート作成メモ

自分用のメモ ・Google mapルート作成 → ヤマレコ ①Google map ルート KMLファイルをダウンロード ②下記リンクで KMLファイルからgpxファイルに変換 KMLをGPXに変換する オンライン フリー - KML GPX 変換 ③yahooメールでgpxファイルをスマホに送信 ④スマホ…

2年後に向けて(2022/04/20)

今日、TJAR2022の大会要項・選考会要項が発表された。ざっと目を通した感じでは、2020年大会と変わりはないようである。自分が目標とする2024年大会もいよいよ2年後に差し迫った。焦りを感じるものの大会に向けてどれほどのトレーニングを積めばいいのか分か…

寂寥の春(2022/04/02)

堺から自転車を走らせて神戸へと帰る道中、武庫川を境に空気が変わるのを実感する。武庫川の北方に視線を投げると、宝塚あたりに六甲山の裾があって、その尾根は西へ伸びるにつれ高度を増していく。空気が変わる。それは六甲山から吹きおろす阪神間特有の風…

呉という桃源郷(2022/03/12)

またもや広島県呉市に来てしまった。前回は去年の10月に友人と訪れた。友人の知り合いのKさん(呉市在住)に街を案内してもらい、かなりディープな事情も知ることができた。何より呉を心底愛しているKさんの熱い口調が素晴らしかった。 今回は別の友人と卒業…

サイクルモードライド大阪2022 雑感(2022/03/06)

今日も宇宙遺産は宇宙遺産らしい立ち姿で、万博記念公園から世界を睨みつけている。北欧の戦争では民間人の犠牲もあとを絶えず、痛ましい思いである。今年もサイクルモードに来た。毎年恒例のイベントである。張り切って開園の1時間前に公園東口駅に着いたが…

夜勤明け六甲全縦(2022/03/05)

朝7時に仕事が終わりそのまま実家に帰省。10時に実家を出発し、魚屋道を登って最高峰まで上ると、そこから西へと全山縦走をした。目的は再来週に行われる六甲縦走キャノンボールランの対策である。大会当日も夜勤明けのスタートとなり、宝塚から六甲全山縦走…

裏六甲 氷瀑ハイク(2022/02/20)

まだ夜が明けきらないプラットホームに停車する神戸電鉄。その朱い車両の輪郭はまっすぐに伸び、ある一点で消失する。中学校の美術の授業で「消失点」という言葉を知った。それ以来、幾何学的なものを目にした瞬間、消失点という言葉がよぎる。待ち合わせの…

裏山ランと元町通り(2022/02/13)

ここ最近、左の腸脛靭帯炎に悩まされ思うように走れなかったが、ようやく回復の兆しが見えはじめ、徐々に距離を伸ばして走れるようになってきた。それで久々に裏山へ走りに行った。本山から高座の滝まで走り、ロックガーデンを登る。途中、道を逸れて岩場を…

貴船のご安航を祈る(2022/02/05)

大和川からの朝焼けが美しい今日は、高専の友人が乗船する「青雲丸」という練習船の見送りに行った。堺の社寮から神戸港までsequelで向かう。スルーアクスルの効果で走り出しが軽く、信号が多い街中でも、きびきびと快走できた。HAT神戸まで来る頃には、太陽…

辺境・近境(2022/02/27)

運ばれてきたシーフード・ピザには「あなたの召し上がるピザは、当店の958,816枚目のピザです」という小さな紙片がついている。その数字の意味がしばらくのあいだうまく呑み込めない。958,816?僕はそこにいったいどのようなメッセージを読みとるべきなのだ…

城の崎にて(2022/01/26)

生産至上主義に跳飛ばされて怪我をした、その後養生に、同期8人で但馬の城崎温泉へ出掛けた。踵の痛みが足底筋膜炎になるようであれば致命傷になりかねないが、そんな事はあるまいと医者に云われた。二三年で出なければ後は心配いらない、とにかく要心は肝心…

滝畑グラベルライド(2022/01/30)

いつもは避けるあの川沿いの砂利道を、今日はためらいなく猛進する。荒れた路面から伝わる振動で身体を震わせながら、波打つバイクを“どうどう”と乗りこなす感覚は新鮮だった。 昨日、心斎橋の自転車店「cycle&life funcle」さんで「JAMIS SEQUEL S3」という…

風の便り(2022/01/29)

君が所帯を持ったことも、子供が生まれたことも、風の便りに聞きました。この世の中には、風の便りというものがあって、こちらがべつに求めることをしないでも、消息を聞かせてくれるものですね。なにげなく齎されたものがいちばんいい。どこかの国の古い諺…

霊仙山クリパ山行(2021/12/25)

雪山デビューとして昨年の12月25日に登った霊仙山(滋賀県)では、かなり痛い目に遭った。比較的気温が高かった当日、米原へと走る琵琶湖線の車窓から外の風景をみても、あまり雪の気配は感じられなかった。念のため持ってきた仰々しいピッケルを見てると苦…

知ろうとする姿勢(2022/01/17)

昨日は午前中にタウンガイドを済ませ、午後からジュンク堂三宮店におもむいた。5階で開催される「阪神淡路大震災から27年」を語り継ぐトークイベントを聴くためだ。登壇者は年齢も境遇も異なる3人の方々。それぞれ立場が異なるなか、震災から27年目に思うこ…

小野アルプス縦走(2022/01/03)

比較的温暖な気候の神戸市でも、北区となると話は変わってくる。「新神戸トンネルを抜けると雪国であった」と揶揄されがちだが、笑い話ではない。この日も雪は降っていないものの、ツンと冷たい空気がはりつめる朝だった。僕は待ち合わせ場所のコンビニでホ…

垂水ナリエなり(2022/01/02)

この日は高専の友人と、友人の彼女さんの3人で王子公園近くの「Shin's Burger(シンズバーガー)」に来ていた。友人はいま徳島に在住しているが、地元がここ灘区の王子公園あたりで、学生のころはよく一緒にシンズバーガーに来ていた。友人の彼女さんは自分…

点と点のつきあい(2022/01/06)

「点と点のつきあい」 私はこのごろ、こう思う。 人は、点と点のつきあいでよいのだ。 全貌くまなく捉える線のつきあいでなくともよいのだ。自分にとっての、「その人」というだけでよいのではないか。 小さい一点だけの「真」でよい、それを通しての人とし…

保久良山とぼくらの街(2022/01/01)

明けましておめでとうございます。昨年は社会人2年目にして仕事が本格化し始め、平日は息つく暇もありませんでした。会社から帰ってきては布団に潜り込み、気づけば日付が変わっている。そんな毎日を過ごしていました。それでも無事に2021年を乗り越えられた…