今日も宇宙遺産は宇宙遺産らしい立ち姿で、万博記念公園から世界を睨みつけている。北欧の戦争では民間人の犠牲もあとを絶えず、痛ましい思いである。今年もサイクルモードに来た。毎年恒例のイベントである。張り切って開園の1時間前に公園東口駅に着いたが、風が冷たく待ち時間が少し辛かった。張り切っているものの今回のサイクルモードは特別これといった目的はなく、ただ面白い自転車を発掘できればいいなと思っている。
結論から言えば今年はいまいちだった。もちろん良いなと思える自転車もあったのだが、あくまで想像の範疇内に過ぎず、おっ!と驚くような自転車には巡り会えなかった。少しマイナーメーカーばかりを攻めすぎたせいかもしれない。去年のように一台一台インプレを書く熱も起こらなかったので、写真だけ載せておく。それにしても、自転車業界の向かおうとしている先がよく分からない。ロードバイクのディスクブレーキ化が数年前からメジャーとなったが、文化的にも技術的にも、一向に醸成されていないように思える。コロナ禍で自転車ブームが巻き起こったものの、大局を見据えた先に残る文化と技術は今の自転車業界にあるのだろうか。
午後からは元バイト先で行きつけの「自転車好房ラルプデュエズ」に寄った。3/27に参加する「ツールドしものせき」の車検をしてもらうためだ。その帰り際、HAT神戸にある西郷川河口公園に立ち寄った。この公園は河津桜の並木があり、毎年3月中旬あたりから華やかなピンク色の花を咲かせるのである。この日はまだ6分咲きといったところだったが、春を先取りした気分になれて嬉しかった。菜々花畑も見応えがあり、河津桜とのコントラストが美しかった。