スノーボードをする友人のO君が氷ノ山国際スキー場に滑りに行くというので、それに便乗するかたちでもう1人の友人F君と厳冬期の氷ノ山へ登りに行くことになった。去年の冬も全く同じシチュエーションで来ているので、毎年の恒例行事になりそうな予感がする。
今年は雪が少ないと聞いていたが、氷ノ山東尾根登山口の石碑は4分の1ほど雪で埋まっていた。天気はどんより曇っており、山の上は吹雪いているのか見えない。景色は期待できなさそうである。
東尾根からは雪庇に注意。この上を歩くと崩壊するだろう。
冬山コースの直登区間からは氷ノ山国際スキー場や鉢伏山などが見渡せるのだが、やはり展望はいまいち。黙々と登る。
山頂付近の平原部まで来ると吹雪でややホワイトアウト気味。この状況にハイになった私はレミオロメンの「粉雪」を絶叫しながら歩く。
山頂到着。避難小屋の気温計によるとマイナス5℃とのこと。しかし風が強い分、体感温度はもっと低く感じられる。避難小屋で昼食を食べてしばらく休んだ後、来た道を引き返してゲレンデまで下山した。
この日一番楽しみにしていたことは下山した後の温泉とラーメン!登山後は外せない。生きててよかったと思える瞬間である。