茄子がままに

週末の山遊び、街遊び、自転車遊びのこと。ホームマウンテンは六甲山です。

OSJ新城トレイル32K (2021/03/28)

先週3/20,21に開催された六甲縦走キャノンボールランは、全山縦走を1.5往復するレインボーの部にエントリーしたのだが、体調と足の状態が優れず20km走っただけでリタイアしてしまった。あの豪雨の中、片道を完走しただけでも脱帽ものである。やはり六甲山は変態の巣窟である。

リタイアした理由はもう一つあって、まさしく今日開催された「OSJ新城トレイル」の32Kにエントリーしていたから。エントリー代、交通費、宿泊費など、それなりにお金をかけてるので、なんとか完走したい思いもあり、大事をとってキャノンボールはリタイアさせてもらった。雨の中ボランティアでエイドを出していただいた皆様、コロナ禍の中でもレースを開催していただいた運営の皆様に感謝です。

 

OSJ新城トレイルに参加するのは初めてなので、色々と勝手が分からない。なのでこの記事が、2022年大会で初めて参加される方の参考になればと思う。

3/27(土)夜勤を終えて8:00に会社を出る。そのままレースの準備を持って最寄り駅まで。今回は18きっぷを使うのでJRの在来線です。10:00大阪発に乗車。豊橋で途中下車して、新城出身の友人に教えてもらった「スパゲッ亭」のあんかけスパを食べた。それからまた飯田線に乗り換えて15:51にレース会場最寄り駅の三河槙原に到着。駅から会場までは徒歩10分くらい。ハガキを見せて受付完了。

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宿は会場になっている「モリトピア愛知」にしたのでそのまま直行。新城トレイルの出場選手は大広間にも泊まれるため最安2500円で泊まれる。ただし同じ空間に8人いるのでコロナ禍の状況ではあまりお勧めしない。浴場無料、バスタオル貸出100円、歯ブラシセット50円。自販機あり。夕食は3500円と言われたので流石に手が出せず素泊まりにした。

で、問題の夕食だが、温かいものを食べたいので飲食店探すことに。三河槙原駅の二つ手前「三河大野駅」の近くに「天賜食堂」という台湾料理屋さんがあって、近辺の飲食店で唯一、夜まで営業してるのでそこに行くことにした。モリトピア愛知から5kmとちょっとなので、ウォーミングアップも兼ねてジョギングで。レバニラ定食美味しかったです。メニューも豊富でGOODでした。

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近くにファミマがあるので朝ごはんや補給食の買い出しを。たぶん会場から一番近いコンビニ。18時ごろに行ったけど、おにぎりラスト2つだった。水2リットルは売り切れてた。プロテインバーの種類豊富なのが嬉しい。

電車で三河槙原に戻る。本数少ないので注意。

モリトピア愛知に戻ったらレースの支度。大広間だともう寝てる人がいるので、うるさくないように荷物を外に出して支度すると良いです。

風呂に入って22:00就寝。

 

3/28(日)5:30起床。歯磨いておにぎり2つ食べて、レースのザック荷物確認とその他荷物を整理。6:30にモリトピア愛知ー三河槙原駅でストレッチ&ジョギング。三河槙原駅のトイレ空いてたので用を足す。会場は混むけどここなら落ち着いて用を足せるw

6:45  64Kが7:00スタートなので見物。TJAR選手の石田さん、福山さんを発見。エントリーリストには阪田さん、江口さんの名前もあったが見つけられず。司会に望月さん登場。テレビで見た顔が目の前にあってテンション上がる。スカイラン覇者の上田瑠偉選手は列の先頭に。バランスの取れた体つきでアスリートのオーラがすごい。カッコ良かった。

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さて1時間後に私の出場する32Kが始まる。昨日コンビニで買ったミニアンパン3つ食べて、トイレ行って、も一回装備確認。必携装備の中に雨具とあるが、レインパンツも含まれてるのか気になった。念のため持っていったけど必要ない感じやった。そもそも持ち物チェックなかった。(だからといって必携装備持たないとかなしですが。)レースに必要ない荷物は運営さんに預かってもらえる。

7:30 ゲート前に並ぶ。この時間に並んで全体の1/3くらいに位置取れる。割り込み奴がいるので(腹立つ💢)タイム狙いたい方はなるべく前にいた方が良いです。

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8:00 32Kスタート。先頭集団はキロ3:50くらいで突っ込んでいく。私は4:15くらいで。1.5キロ先の登山道まで突っ込まないと渋滞が発生する。半分より後は15分ほど立ち往生すると司会の方が言っていた。なのでしんどくてもここは我慢して突っ込む。登山道に着いた時点で上位30%くらい?かな。渋滞が起きるものの立ち往生は免れた。この渋滞で休憩できるのでありがたい。

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登り始めから九十九折の急登。六甲山の七曲を登ってる感じ。無心で前に付いていって、9:45第一エイドに到着。ここで10km。このペースを保てば5時間15分でゴールできるが、かなり無理したのでペースダウン。宇連山へ向かう。なんかもうずっと急登でほんましんどい。ふくらはぎ既にパンパン。六甲山で例えるなら…いや難しいな。七曲の階段なしver.がずっと続く感じ。

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「はよ帰りて〜」とずっと思いながらなんとか宇連山に到着。時刻は11:30。ここから第二エイドまで、同じアルトラのローンピークはいたお兄さんと一緒に下る。

兄「もういつ攣ってもおかしくないですわ〜w」

私「めっちゃ分かりますw下りとかもうスピード出せないですよ。」

兄「そういやこの辺ていまコース全体のどの辺かな。初めてやから分からなくて。」

私「僕も初めてです〜。宇連山過ぎたからもう2/3くらい走ってるんちゃいますかね?」

↑すいません、後から分かったけど真っ赤な嘘でした。実際は半分くらいです。「全然ゴールつかへんやん。あいつ何適当なこと言うてんねん」って思ったやろなぁ笑 ほんますいません。

第二エイド到着。写真撮るの忘れてて何時に着いたか分からない。さっきのお兄さんと別れる。水補給して出発。で、事件発生。出発してすぐ、大きめの石を飛び越えようと思ったら左内腿が攣る。はりちゅうエンデューロの悪夢が脳裏を掠める。しばらく悶絶してたら続々とランナーがやってくる。

私「邪魔してすんません、攣っちゃって、、」

ラ1「焦らんと落ち着いてー、行ける行ける!」

ラ2「僕もさっき攣ったわー、頑張ろう!」

ラ3「大丈夫ですかー?あ、やば、私も攣ったわ」

これを機に1人、また1人とやってきたランナーが攣り始める。自分が見た中で合計6人が同じ場所で攣るというハプニングw もう笑うしかない。ずっと下ってきて、いきなり石飛び越えようと足上げるから攣るんやろなぁ。でも皆さんが攣ったおかげで悶絶してる間も心が和やかになれたのでよかった。声かけて励ましてくれたランナーさん、一緒に攣ってくれたランナーさんに感謝です。ありがとうございました!笑

その後15分ほど足ほぐしてようやく動けるようになった。攣った瞬間はリタイアも考えたけど、攣りながらも走ってるランナーさん何人もおったし、新城まで来てゴールできないのも情けない話なので、完走だけを目指して歩いた。

下りも上りも走れずで満身創痍。後続にどんどん抜かされてやり切れない。

最終関門あたりで雨が強まる。レインウェア着る。残り5キロあたりで遠くの方から声が聞こえてきて、会場もう近いんかなーと思ったけど、それは残り3キロ地点で応援されてた方の地声だった。声量すごくてめちゃくちゃ元気出ました。雨の中でも応援ほんとに有難いです。

残り2キロ、にも関わらずまだ登る。普通残り2キロは下りだけでしょ…やっぱこのコース鬼です。

15:01 ゴール。タイムは7時間1分。まあ今回は完走できただけでもヨシとしよう!それにしても日本一キツいトレイルレースと謳われるだけのことはある。キツすぎて終始半泣きでした。もう二度と出ん!(フラグ

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ゴールした余韻に浸る暇もなく急いで帰る準備を。16:09三河槙原発の電車に乗らないかん。モリトピア愛知は日帰り入浴やってるからシャワーだけでも、と思っていってみると入場制限の文字。泣。トイレで着替えて、支度をして、新城の山にお別れを告げた。

最後に、コロナ禍の中でも対策をとってレースを開催していただいた運営の皆様方に感謝申し上げます。