茄子がままに

週末の山遊び、街遊び、自転車遊びのこと。ホームマウンテンは六甲山です。

大峯奥駈道2泊3日③(2023/05/03〜05)

大峯奥駈道 3日目

23:45 怒田宿跡 出発(2日目)

2日目はCT0.8ほどのペースだったので、それを勘案し予定より2時間早めて3日目スタート。月が煌々と輝き夜道を照らしてくれている。このような月夜の下を歩いていると

One way streets 照らす月と歩いた 好きな歌口ずさみながら

という宇多田ヒカルの曲の一節が頭に浮かぶ。

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23:58 行仙岳(1227m)
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0:20 行仙宿山小屋(1085m)

小屋の前のベンチで大福を食べる。夕食であまりカロリーを補給出来ていないため行動食で補う。大福はカロリーが高く腹持ちもいいので山行では重宝する。

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1:20 笠捨山(1348m)

山頂の手前には2つほど偽ピークがあり惑わされた。3日目序盤にして登りは全くスピードが上がらない。早めに出て正解だった。

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笠捨山から槍ヶ岳地蔵岳へ続く道は鎖場が連続する難所である。また道も分かりづらいため夜間に通るのはおすすめしない。全行程野なかで一番危険と思われる。(3点支持さえ取れれば特に問題はない程度)

1:55 槍ヶ岳(1169m)
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2:15 地蔵岳(1245m)
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地蔵岳からようやく歩きやすい道になりペースアップを図る。なだらかな下り道はまだまだ走れるが飛ばしすぎても後々ダメージを負うことになるので程々に。また夜間の樹林帯は月の光も届かないため足の踏み場に気をつけなければならない。捻挫したとなれば完走も怪しくなるので慎重に進む。
2:45 香精山(1114m)
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香精山から塔ノ谷峠まで下ると車道に合流する。玉置神社まではこの車道と、車道に併走している登山道とを行き来しながら進んでいく。空が明るくなりようやく長い夜が開けようとしていた。日付が変わる前から行動していたのでそろそろ眠気がピークを迎えていた。幸い車道を歩いていたので目を閉じながら歩く。この寝ながら歩く戦法は4年前のカトブン兵庫縦断で身につけた技だ。
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世界遺産 大峯奥駈道」と書かれた石碑の前で記念写真を撮った。近くに展望台があり紀伊の山塊を拝む。依然として周りには山しかない。日が昇ってくると眠気もマシになってきてペースが上がる。
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5:10 玉置山(1072m)

玉置山近くの駐車場に自販機があるらしいが、場所が分からなかったためスルー。
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5:17 玉置神社(964m)

玉置神社まで来るといよいよゴールが近づいてきた実感が湧く。今のところ筋疲労以外に目立ったダメージは無い。ここから熊野大社本宮まで約20km。このまま行けば昼頃に着くだろうか。本宮まで水を補給できる場所がないので1.5Lほどボトルに入れる。15分ほど休憩してから歩き出した。
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6:58 大森山(1078m)

なだらかな下り基調の道でペースが上がる。太陽に照らされた杉林が美しい。
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7:53 五大尊岳(782m)
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8:57 大黒天神岳(571m)
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大黒天神岳の開けた下りからようやく熊野川が見えて歓喜する。計画に対してペースも余裕があったので、ここで登山道の脇に座り込みしばし休憩。じゃがりこを食べながら熊野の地を見下ろし、ここまでの道のりを振り返った。足底筋膜炎が完治しないままのロングトレイルで不安はあったが、アルプスのような硬い岩場ではなく軟らかい土のトレイルが殆どであったためここまで歩いて来れた気がする。しかしそうは言ってもアップダウンが続く奥駈道は体力的にハードな道だった。特に2日目、南奥駈道に入ってからの身体の疲労感は過去一二を争うものだった。要所要所で長めに休憩をとったことが功を奏したと思う。
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蛇行する熊野川を横目に歩く。早くゴールしたい気持ちに駆られるが、気持ちと反して脚は重くなかなか進まない、

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ゴール間際になっても登り道が出てきて半ば呆れる。悪態をつきながらも登るしかない。
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最後の下り道。ここを下りきると熊野川の河口に着くはずだ。
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そして、、、熊野川

幸いにも水量はそれほど無かったので、楽しみにしていた渡渉は問題なく出来そうだった。

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サンダルは軽量化のために置いてきたので靴を脱いで裸足になるが、歩いてみると石が食い込んで激痛。まともに歩けないので靴を履いたまま渡渉することに。冷たい水が酷使した脚を癒してくれる。少なく見えた水量も川の真ん中あたりでは膝上まで水がくる。水の流れは速く、踏ん張りながら熊野川を渡った。
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対岸にいたおじさんが写真を撮ってくれた。ありがたい。対岸を渡りきってからザックを置いて再び川に飛び込んだ。今度は全身水に浸かる。本宮大社に参拝する前の水垢離。2日と半日の汗も綺麗さっぱり流れたことだろう。この山行における全ての苦労が報われた瞬間だった。

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水垢離を終えて河岸で服を乾かしていると、2日目の幕営場で通っていったKLTR御一行が現れた。3日目のどこかで抜かしてきたようだった。よく見るとTJARに出場されてた方も数名確認できた。それほどの実力者になるとやはりオーラーのようなものが感じられるから不思議だ。
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12:10 熊野本宮大社
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総距離:100.0km

獲得標高:7121m

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