茄子がままに

週末の山遊び、街遊び、自転車遊びのこと。ホームマウンテンは六甲山です。

須磨ビーチマラソン(2023/05/20)

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アドベンチャーランナー北田さんのSNSにて須磨ビーチマラソン開催の告知があった。主催は神戸のヤノスポーツさんのようである。“サハラ砂漠1200kmを走破したアドベンチャーランナー北田雄夫と42.195kmを走る”という謳い文句に惹かれた。面白そうだなと思いすぐにエントリーした。
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イベント当日、会場の須磨海岸にやって来た。須磨を通りすぎることは幾度もあるが、このようにビーチに来ることは数年ぶりだった。いろいろと思い出深い懐かしい場所である。旗振り山や鉢伏山明石海峡大橋など、ここから見える風景は以前来たときと変わらない。この風景を見ながら砂浜を走るのは楽しいだろうなと思った。
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須磨ビーチマラソンの参加人数は総勢40人ほど。第一回大会でありアットホームな雰囲気がいい。10kmの部は約20人、20kmの部、フルの部はそれぞれ約10人ほど。それぞれの部に分かれてスタートした。

砂浜をちゃんと走るのは初めての経験。走り始めてすぐ、当たり前だが足の運びがとても重く感じる。着地した段階で足が沈み、次の一歩がなかなか前に出ない。キロ6分の体感で走ると実際のペースはキロ7分前後になった。

走り始めて10kmほどして段々と砂浜の走り方が分かってくる。舗装路を走るときのように地面からの反発はないので、体重移動のみで走るイメージ。接地は優しくストライドは狭く。そんな感じで走る。

20kmの段階で現在3位。1位の方は台湾サンダルで爆走中。2位の方は淡々と一定のペースを刻む。続いて自分。4位はシベリア帰りの北田さん。15kmあたりで北田さんと並走する時間があり、いろいろとお喋りできた。西山谷行ってきましたよーと伝えると嬉しそうにしてたのが印象に残っている。

25kmあたりでそろそろ脚がキてる。一度歩くとそのままズルズルとペースが落ちるとわかっているので、遅いなりにも走り続ける。コースは片道1kmを折り返す形式なので、往復するたびにスタート地点のエイドに寄れるのが有難い。エイドには水、スポーツドリンク、レッドブル、フルーツ、ゼリー、チョコ、塩分タブレットなど様々。レッドブルとフルーツばかり飲み食いしてた。

30km地点。台湾サンダルの方のペースが落ちてトップが入れ替わったようである。自分は相変わらず3位。4位は自分の母親と同年代くらいの女性。折り返しですれ違うたびに毎回声をかけてくださる素敵な方。追いつかれないように必死で走る。

35km地点。胃が壊れる。冷たいものばかり摂取していたせいか、はたまた5月とは思えない陽射しのせいだろうか。兎にも角にも気持ち悪くて前に進めずエイドでしばらく休憩。その後再スタートするが走れないのでトボトボ歩く。途中、階段で座り込んで休憩していたら4位の女性の方が声をかけて下さった。胃がダメになったと伝えると、ザックから胃薬を出してくださり感謝感激。胃薬を飲んでしばらくすると先ほどまでの気持ち悪さがウソのように消えた。これで復活!と言いたいところだが、脚の疲労はそのままでこれまたキロ8分という走ってるのか怪しいペースで進む。

残り1往復となったのでエイドで靴を脱いだ。せっかくなのでラストは裸足でビーチマラソンを締めたいと思った。復路は海に入りながらなんとかフル完走。最後に胃のトラブルに見舞われたがとても楽しいイベントだった。f:id:massto0421:20231001105038j:image

ゴール後のビールがたまらん!イベントが終わってから、胃薬を下さったチカさん、王子公園近くのパン屋さんをご夫婦で切り盛りされてるカズミさんと旦那さんの4人で長田の「萬歳湯」へ。温泉も気持ちよかったが、風呂上がりのおでんとビールも最高すぎる!いい気分で帰路に着いた。
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