宿には同じく自転車で来られていた方がおり、自転車を見せてもらうと、なんとHGSBTのクロモリロードバイクだった。HGSBTは尼崎のショップ「バイシクルプランナー」のオーナー兼ビルダーである東畠氏が製作するフレームである。老舗工房「ナカガワサイクルワークス」でフレームビルディングの勉強をされていたそうだ。パープルのHGSBTとオレンジのVIVALOを並べるといい感じである。
夜はちゃりらん宿オーナーの岡本さん、常連さん2名、HGSBTライダー、私の面々で、宿の庭でBBQをした。初対面どうしで談笑しつつ、焚き火がゆらゆらと揺れる様子を見つめていると、この非日常感がたまらなく贅沢に思えた。
2日目
この日は早朝5時くらいに宿を出て、宿の裏にある三十三間山に早朝トレランをしに行った。やはり今日も気温が高く、急登を早歩きしていると数分で汗だくになる。しかし山頂付近になると遮るものがなくなって風が気持ちいい。風に揺られるススキ野を眺めたり、ブナ林から差し込む朝陽に癒されながら福井の里山を堪能した。
10時ごろに「かみなか農楽舎」に向かい、秋の収穫祭に参加。かみなか農楽舎は就農を目指す方に対して農業技術の支援や、農村生活を体験するサービスなどを提供している施設なんだそう。毎年この時期に収穫祭が行われる。
収穫祭の一環でけん玉教室が開催。講師はけん玉達人のお二方。けんを投げたり回転させたり、自分が知ってるけん玉じゃないぞ⁉︎と驚きの連続。宇宙一周ができて得意気になってた自分が恥ずかしい。
けん玉教室の後はトレランレース。かみなか農楽舎のある「末野」という集落をとり囲む里山をぐるっと一周、約6kmのトレイル。今回は2周なので12kmのショートコースである。
参加人数は20人ほどで和やかな雰囲気。ワンちゃんも参加。トレイルに入ると和やかな雰囲気は一転してバチバチのトップ争い。1周目の半分くらいまで先頭を走ったものの飛ばし過ぎで次第に失速。5位でゴールに帰ってきました。ゴール後のビールが最高!
トレラン後は楽しみにしていた打ち上げ。おでんやカレーでお腹いっぱいになだたところで、けん玉大会。モシカメ耐久戦で勝ち残り、高級けん玉ゲット!なんだか大人気ない〜ような気もしたけど勝負の場では手抜きなしということで。これを機にけん玉練習しようかな。
3日目
2泊お世話になったちゃりらん宿を出発。りゅっくからはみ出たお土産に見かねた岡本さんが、私物のザックを貸してくださり事なきをえた。至れり尽くせりの滞在でした。ありがとうございます。
HGSBTオーナーのAさんと小浜までご一緒させてもらい、その後はラルプデュエズ若狭支店のある美浜町へと向かった。
美浜町へ向かう途中に、かの有名な三方五湖があるので寄り道。静かな湖畔沿いの道は自転車で走るのに打ってつけである。
ラルプデュエズ若狭支店の入っている「若狭海遊バザール千鳥苑」に到着。この日はO君もKさんも仕事中だったので軽く喋っただけだったが元気そうな顔を見れてよかった。お昼ごはんの海鮮丼はとてもおいしかった。
続いて敦賀駅へ向かう。TJARの関西版「KLTR」のゴール地点となる気比の松原は前から行きたかった場所。いつかは和歌山から歩いて訪れたい。