すいません、更新サボってました笑 コロナ禍で大変なことになってきましたね。今年のレースはほぼほぼ中止になりそうです。
さて、2月に京都一周トレイルに行ってきました。タイトル通り一周は出来なかったんですけどね。関西三大トレイルのうちの一つ、京都一周トレイルは京都市街をとり囲む東山、北山、西山を繋いだ全長約80kmに及ぶコースです。獲得標高は約3500mで、距離に対してそこまで大きくない数字なので、六甲全縦やダイトレに比べて緩やかなアップダウンが続きます。そんな京都一周トレイルに行ってきました。
装備の写真がだんだん雑になる笑 今回のザックはOMMのアドベンチャーライト20にしました。初めての山域に行く場合はリスクが高いので容量の大きいザックをチョイスします。
07:34 伏見桃山駅を出発
気温は3℃、神戸市よりも2℃ほど低いです。駅の近くにコンビニがあるので補給食を調達します。
京都一周トレイルのコース上には専用の道標が分岐点ごとに設置されています。街中を走ることも多いので助かりますが、それでも迷いやすいところが何ヶ所かあります。
スタートして間もないうちに竹林が現れテンションが上がります。
伏見稲荷大社に来ました。神域なので走らず早歩きします。外国人観光客でごった返す名所ですが、コロナウイルスの影響か人もまばらで歩きやすかったです。観光客がダウンやコートを着る中、半ズボンで通過したので視線が痛かったです。気にしない気にしない。山だけでなく観光も楽しめちゃいます。
東山山頂公園からは京都市街地を一望できました。街が山に囲まれていることがよく分かります。
東山から三条通りに下山し、そのまま東に進むと蹴上発電所が見えてきました。琵琶湖疎水を利用した水力発電所で、日本で初めて事業用水力発電所として建設されました。
春になると桜並木が美しい蹴上インクライン。南禅寺から蹴上までの落差が36mもあるため船が通行できなかったので、その間を傾斜にし、台車に船を乗せることで通行させていました。“インクライン”とは落差のある区間を傾斜にする方式の名称です。意地でも船を通すぞという強引なやり方にトキメキます笑 そしてその台車の巻き取りに必要な動力を蹴上発電所で賄っていたそうです。
続いて大文字山に登ります。昨年の台風の影響で倒木が目立ちます。実はここらへんで道に迷い、崖から登山道に復帰せざるを得ない失態をおかしてしまいました。少しでもおかしいと思ったら引き返すことを徹底したいですね。
大文字山火床からの展望は素晴らしいです。京都一周トレイルのコース上ではないのですが、ちょっと回り道するだけなのでぜひ行ってください。
さて銀閣寺の横を通って哲学の道に出てきました。ここも観光名所、例外なく視線が痛いですが“吾行く道を吾は行くなり”です笑
この先の白川通を北上するとファミリーマート白川通別当町店があります。ここを逃すとしばらくは補給地点がないので、心配なようであれば補給しておくことをお勧めします。
コンビニでしばらく休憩してから比叡山に向かいます。
標高600mくらいから積雪していました。トレランシューズでも意外と歩けるものですね。
比叡山山上は一面雪景色でテンションMAX!子供みたいにはしゃぎながら走ってました。楽しかったなぁ。
右の一段と白い山肌が見えるのは愛宕山です。標高は924mで比叡山と同じように信仰の山です。
延暦寺釈迦堂↑
横高山と水井山は京都一周トレイルの中で一番勾配がきついと思われます。区間は短いですが雪道なので滑って登りづらかったです。ちなみに水井山がコース上で標高が最も高いです。
雪のトレイルを滑るように走って大原に下山してきました。京都〜大原三千院♪ の大原です。
流石に長時間雪道を走ってたので靴の中はぐっしょりしてます。トレランのシューズは基本的に防水機能はなく、速乾性に特化しています。濡れてもそのうち乾くやろというスタンスなので、やはり雪道は向いてないです。
ちょっと寄り道してファミリーマート大原三千院店に向かいます。少し遠回りにはなりますがここも重要な補給ポイントです。カップラーメンを食べて温まったところで再びスタート。
日も暮れてきたのでヘッドライトを取り出して夜に備えます。
実はこの日のために新兵器を投入しました。LedlenserのH8Rというモデルです。以前使っていたモンベルのパワーヘッドランプでは光量が足りず危ないと感じていたので購入しました。最大600lmという驚異の明るさですが100lmのモードでも十分な明るさでした。またスポットの範囲を調節できるのもすごく便利です。
大原から1時間ほどで叡山電鉄の鞍馬駅に着きました。どでかい天狗のモニュメントが少しだけ安心感をもたらしてくれます笑 森見登美彦の小説「夜行」の舞台でもあります。森見ファンとしては聖地巡りもしたいところですが先に進みます。
鞍馬駅からはしばらく叡電沿いにロードを進み二ノ瀬駅まで行きます。二ノ瀬駅から再びトレイルに入ります。
が、、、55km地点の夜泣峠でまさかの通行止め、、読んで字の如く夜泣きです。どうするかしばらく考えました。おそらく迂回路がどこかにあるのでしょう。しかし勝手を知る六甲とは違い、ここは初めて登る山域。しかもこれから夜は深まり気温も下がる。知らない山道を夜中に歩くリスクなどを考慮し、京都一周を断念することにしました。無事に帰ることが何よりも大切ですね。しかし事前に情報収集を怠っていなければ、通行止めや迂回ルートを把握できてたはずです。そこは反省。
体力はまだ余裕があったので、叡電の二ノ瀬駅まで下山し、出町柳まで約10kmのロードを走って山行終了しました。
21:08 出町柳駅 到着
初めての山域ということもあり、発見の多い山行でした。コロナが収束したらリベンジしたいです。