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摩耶山のある生活(2020/07/18)

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“NO LIFE NO MAYA”

私の人生のモチベーションは全て摩耶山に帰結し、摩耶山無くして週5日の労働は多分耐えられないし、私の青春の全ては摩耶山にある。

と言ったら大袈裟になりますが、そう言いたくなるほど私は摩耶山を愛してやみません。

とかく摩耶山に登れば私は元気になり機嫌が良くなるのです。いわば精神安定剤のようなものです。今回も自分の機嫌取りのために摩耶山に登ってきました。

7月18日、神戸でも梅雨がようやく明けてきて、いよいよ本格的な夏に突入する気配を見せ始めていました。

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足の怪我も8割ほど治り、徐々に歩く距離を伸ばしていきたいところ。今回登るコースは杣谷道。またの名をカスケードバレイともいいます。JR六甲道で下車し、市内屈指の激坂として有名な長峰坂を上り登山口まで向かいます。
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灘丸山公園に寄り道。CMや映画のロケ地によく使われている場所です。灘区を一望できるこの景色も素晴らしいのですが、何といっても着目すべきはこのベンチでしょう。私の長年の研究成果によれば、このポツンと佇むベンチがロマンチックな雰囲気を演出し、景色の美しさを引き立たせているのです。好きな人とこのベンチに座ったら恋が成就するとかしないとか。
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小言はここまでにして登りませう。杣谷道は沢沿いの道を登るのでプチ沢登り気分を味わえます。夏の暑い日でも水がそばに流れてるだけで体感温度が少し涼しく感じられます。
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暑いので必要ないところでもガンガン水に入って行きます。杣谷道最高!
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少し話は逸れますが、六甲有馬ロープウェイの手ぬぐいキャンペーンに応募したら当選して、オリジナル手ぬぐいをいただきました。当選したら手ぬぐい使ってるところを写真に撮ってInstagramに投稿してね!という条件付きだったので、撮影も兼ねて持っていきました。
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杣谷道を登り切って奥摩耶ドライブウェイと合流。そのまま道路を歩いて掬星台に到着しました!
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安定の素晴らしい景色。今住んでいる堺市や和歌山の方まで見渡せます。もう数え切れないほどこの景色を見ていますが全く飽きることはありません。
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この日は運良く「摩耶山リュックサックマーケット」が開催されていました。全然頭になかったのでラッキー。
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古本やCDを売ってるお兄さんのところでブッカー・リトルのアルバムを買いました。ジャズはほとんど聴かないので知らなかったのですが、お兄さん曰くアメリカの有名なトランペット奏者なんだそうです。
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展望デッキでは3人組のフォークバンドが「愛は花、君はその種子」を演奏してました。ジブリアニメ「おもひでポロポロ」の主題歌で知り、それ以来好きになった曲です。スーパーやラジオから不意打ちで好きな曲が流れてくると嬉しくなりますよね。あの現象が、小鳥がさえずり爽やかな風が吹くなか美しい街並みを眼下にして起こるのが摩耶山です。
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摩耶山グッズを取り扱うmonte702でハッカ油を購入。顔なじみの店員さんがその場で調合してくれました。試しに腕にかけてもらいましたがスースーして冷んやり良い気持ち。おまけにいい匂いで夢の世界へtripできます。

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その流れでcafe702でお昼ごはん。下界を見下ろしながら食べる特製カレーが美味しくないはずありません。もちろん下界を見下ろさずとも絶品です。monte702にレトルトが販売されてるのでお土産に買うもよし。
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摩耶山に登ろうと思ったのには訳がありまして、掬星台の芝生でファストパッキング用に買った「クロスオーバードームf」の試し張りをしたかったのです。言わずもがな、シングルウォールのこのシェルターはファストパッキング界では定番中の定番。それもそのはず、ポール含めて700g台という驚異の軽さとコンパクトさ。そして設営の容易さ。今回初めて張っても5分程しかかかりませんでした。使い倒すぞ~。
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掬星台を後にし天狗岩から住吉台へ帰ることに。調子乗って自撮り。なかなかカッコよく撮れました笑 安定の悪い岩場になんとかスマホを立たせようと10分ほど格闘したのはここだけのヒミツ。

もうすぐ麓に着くところで、木が倒れてて道が塞がれています。
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木を避けて向こう側に行くには川を突っ切るしかなさそうです。最初から最後まで水浴びを楽しめた山行でした。
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" 摩耶山のある生活"

17歳のクリスマスイブ、1000万ドルの夜景を眼下にカップルが愛を育むその傍ら、掬星台の隅にある暗い東屋で男共と寒さに震えながらカレーを作り、今まで経験した事のない猛烈な辛さによって味覚を消失したのは今も記憶に新しい。

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18歳の夏には神戸市の「500円で三宮から摩耶山に行こう」という社会実験に乗じ、友人を引き連れて摩耶山に上がりcafe702のスムージーに舌鼓を打ったりしたものです。

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 またある時は、摩耶山から御来光を見たいがために、平日朝4時に家を出て自転車を走らせたり、明治時代の外国人居留地で薬品の卸売業をしていたスコットランド人の真似をするという趣旨の奇怪な登山マラソン大会に出場したり、冬季を除く各月第3土曜日に開催されるリュックサックマーケットで自転車チェーンのアクセサリを売り捌いたり、摩耶山の麓にあるハンバーガー屋さんで夜な夜なボードゲームをしたり、それはもう際限なく出てきます。

そしてこれからも摩耶山のある生活は続き、私がこの世からいなくなっても、また別の誰かの生活の思い出になっていくのでしょう。私の敬愛するA.Cシム氏が遠い北欧の地から来神し摩耶山を駆け上がったその150年後、現代に生きる私たちが摩耶山を駆け上がったように。

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